若いビジネスパーソンにとって、固定観念を取り払うことや、人間関係をより良くすることはビジネスをスムーズにするために、時としてとても大切なことです。マンガ『よつばと！』の主人公よつばの純粋で自由な視点に触れることで、ビジネス現場での柔軟な発想やより良いコミュニケーションの仕方を自然に学ぶことができます。本記事では『よつばと！』を通じて、ビジネスに向き合う若年層の方々に活かせる"考え方のヒント"をご紹介します。
日常マンガの金字塔『よつばと！』とは
『よつばと！』は、あずまきよひこ氏が手掛ける漫画作品で、2003年から連載がスタート、現在コミック本で15巻でており、2025年2月に4年ぶりに16巻が発売予定となります。
物語の中心となるのは、風変わりで純粋無垢な少女・よつばと彼女を取り巻く人々の日常です。よつばの天真爛漫な行動は、時に周囲を驚かせながらも、みんなを笑顔にする魅力を持っています。
よつばの父・小岩井や隣人の綾瀬家、よつばが出会う多くの人々との交流を通じて、日常の中に隠された小さな幸せを見つけることができます。作品全体を通じて特筆すべきは、日常を楽しむ姿勢と、全てを新鮮に受け止めるよつばの視点です。これにより、読者もまた日常の中に埋もれた発見を得る喜びを体感します。加えて、丁寧な描写と繊細なキャラクター設定により、共感と感動を与えるストーリーが展開されます。
作品の魅力の一つはそのリアリティです。よつばが日常の中で直面する出来事は、私たちの生活にも通じるものであり、読者は「あるある」と共感する場面も多いでしょう。このような点が『よつばと！』を単なる娯楽作品ではなく、人生の指針ともなる奥深い作品にしています。
1．固定観念に縛られた思考の打破
日常にあるヒント
よつばと！主人公よつばは、普通の大人ならスルーしがちな細部に彼女は興味を持ち、周囲の人々に新たな気づきを与えます。この姿勢は、若いビジネスパーソンにとって、既存の方法にとらわれず新しいアイデアを生み出すヒントとなります。特に課題解決や新規プロジェクトの企画において、よつばのように自由な発想を取り入れることで、他者(社)との差別化が可能になります。
また、よつばの「なぜ？」という問いかけの姿勢は、問題を深掘りする力を養うヒントとなります。既存のルールやプロセスを疑問視し、新たな視点で課題を分析することで、イノベーションを生み出すきっかけとなるでしょう。
2．コミュニケーションの質の向上
大切な対話やユーモア
綾瀬家の姉妹とよつばのやりとりを例に挙げると、彼女たちはよつばの話に真剣に耳を傾け、丁寧に接します。このように相手を尊重する姿勢は、職場でも重要です。若いビジネスパーソンが先輩や同僚、クライアントとの関係を構築する際、相手の話をしっかりと受け止め、共感や理解を示すことで、信頼感や協力体制を高めることができます。
さらに、よつばの無邪気な言葉や行動は、時に相手の緊張を解きほぐす力を持っています。この「(場の)空気をよくする」力は、職場のコミュニケーションでも非常に有効です。適切なユーモアや柔軟な姿勢を取り入れることで、難しい交渉や議論もスムーズに進む可能性があります。
コミック5巻の「うみ」の話ででる、よつばのお父さんが隣家の娘・風香のことを「ちょっと勉強できないお子さんかと思ってた、見直した」と素直にコミュニケーションをとるシーンなど、日頃の関係が良好であるからこそ、自身の誤解や認識違いも素直に認め共有でき、その結果さらに良い関係が作れることは私もビジネス現場で意識しております
3．日常業務への創造性の取り入れ
アイデア（発想）はシゴトを楽しくする
よつばの好奇心旺盛な視点は、日常の中に驚きや喜びを見つけることが多いです！その姿勢は、業務にも応用可能です。日常的な業務プロセスの中で新しい方法を試みたり、アイデアを共有する場を設けることで、業務効率や成果が向上します。若いビジネスパーソンがこのような姿勢を取り入れることで、仕事に楽しさと価値を付加することができます。ルーティン化された業務にも時として「なぜ？」という視点が大きなヒントとして成功につながることも！
さらに、よつばのように失敗を恐れずチャレンジする姿勢も重要です。失敗を恐れることなく、まず試してみるというマインドセットは、新しいプロジェクトや業務改革において特に有効です。例えば、新しいツールやプロセスを試すことで、意外な発見や改善がもたらされるかもしれません。
いままでのやり方にも紆余曲折あってのことなので、相応の理由があってと思いますが、時代は進歩しておりますので、時として今までの常識を再度見直すことで大きな成果につながることの大切さは忘れたくないですね。
下記の「都営地下鉄の職員発案で費用20億円→270万円に削減」なども通じるものがありそうですね
💬 管理人の学び
「よつばと！」は大好きなマンガです。4年ぶりに25年2月に新刊16巻がでますが、私が生きている間に完結するのか心配ですが....
特に個人的に好きなのは12巻です。
「キャンプ（後）」のどんぐりで作ったネックレスを「もうそれ、宝石になった」というくだりや、「あおいろ」「ヘルメット」にまたぐペンキでのイタズラ描きでのよつばを取り巻く周りとのやり取りは、直接的なビジネステクニックではないが、人と人が関わり合って成すシゴトを豊かにしてくれる考え方に通じるところが多いと感じております。
ぜひ、未読の方は「よつばと！」読んでみてくださいね
